2015年11月25日〜27日の3日間にわたり FileMaker カンファレンス 2015 に参加いたしました。昨年に引き続き、会場は東京駅前のJPタワー(KITTE)4階 ホール&カンファレンス。速報によると初日は昨年を上回る人数のお客様が入場されたとのことです。FileMaker30周年のアニバーサリーイヤーであることと、先日発売されたばかりのiPad Pro対応ソリューションの展示も多数あり、会場は例年にも増して活気に溢れていました。
弊社も4つのセッション、ワークショップ、ショウケース展示を行いました。以下、セッションやブースの様子をダイジェストでお伝えします。
11月25日(1日目)
G-5「データベースデザインレポート機能を活用して、ソリューションの品質を向上しましょう」
スピーカー:与座 さつき
FileMaker Pro Advancedのデータベースデザインレポート機能(DDR)の利用方法を解説いたしました。前半はそもそもDDRってなに?どんなときに役立つの?という前提から紐解き、最低限おさえておくべきテクニックをご紹介。そして後半ではXML形式で出力したDDRを「ベースエレメンツ」で解析した結果をもとに、ちょっと進んだ活用法を述べています。ちょっと地味なテーマながら、セッション開始前にはちょっとした行列もできる盛況ぶり。冒頭のマイクトラブルなどでお聞き苦しい部分もありましたが、無事に終えることができホッといたしました。
(本セッションはカンファレンス当日ライブ中継されました。)
11月26日(2日目)
WS-4「Webビューアで広がる世界を覗いてみよう」
ファシリテーター:影山 こず恵 ゲスト:野田修 氏(のだ歯科医院)
Webビューアーの楽しさとその可能性に触れていただきました。ゲストとしてお招きした野田先生は、WebビューアとJavaスクリプトを駆使してFileMaker上での手書き描画を実現し、業界にセンセーショナルにデビューした「FMキャンバス」の生みの親です。超基本的な内容をわかりやすく教えていただきました。
T-6 「3)セキュリティ」
講師:代表取締役 蜷川 晋
会期中、有償にて行われる大人気のFTSトレーニングにて、今年も蜷川が1コマ担当させていただきました。残念ながら写真はございませんが、受講者の皆様が大変熱心に聞き入っていらっしゃいました。
i-9「ネットワークにつながらなくても大丈夫。iPhoneでゴルフコースをメンテナンス」
スピーカー:与座 さつき, 鹿沼カントリー倶楽部 コース管理課 田中 諒 氏
弊社最新事例である「ClearTurf」のユーザー第一号である鹿沼カントリー倶楽部様のお話を伺いながら、ゴルフ場のメンテナンス作業の「見える化」を成功に導いた過程をご紹介いたしました。ゴルフ場のように、モバイル通信環境の確保が困難な広大な敷地内で、日々のメンテナンス作業中に発見される様々な問題。iPhone + FileMakerGo + FMキャンバス でネットワーク接続不要で写真+手書きメモつきの報告書を作成します。iPhone内に保存された報告書データは、WiFiネットワーク接続可能な管理事務所などに戻ってから、簡単操作で同期。同期はミラーシンクサーバーを経由してFileMaker Serverに同期されます。
11月27日(3日目)
G-28「目指せ!初心者からの脱却 「変数」を使いこなすとその先はパラダイス!」
スピーカー:代表取締役 蜷川 晋
「おはようございます!」朝のご挨拶から始まった金曜の朝イチのセッション。開発者にとって必須の「変数」活用の基礎知識と様々なアイデアをご紹介いたしました。最終日の朝イチのお時間であるにもかかわらず、客席は満員御礼。ありがとうございました。(本セッションはカンファレンス当日ライブ中継されました。)
G-33「初めてのアウトソーシングのためのシステム開発工程」
スピーカー:山口 郷子
FileMakerによるシステム開発アウトソーシングを成功させるには、知っていただきたい、押さえておくとあわてずにすむポイントがいくつかあります。お客様から絶大な信頼を誇る弊社の看板プロジェクトマネージャー山口が、独特の優しい語り口で丁寧にお話いたしました。
ショウケースエリア展示ソリューション
「ClearTurf ゴルフ場コースメンテナンス管理システム」
i-9「ネットワークにつながらなくても大丈夫。iPhoneでゴルフコースをメンテナンス」にてご紹介した「ClearTurf」のデモ展示をいたしました。「ClearTurf」は Splash Store取り扱い商品のミラーシンクやFMキャンバスを組み込み事例としても注目度が高く、おかげさまで沢山のお客様よりご感想をいただくことができました。
お立ち寄りいただきました皆さま、ありがとうございました。
また来年のカンファレンスにて、皆様にお会いできることをスタッフ一同楽しみにしております。ありがとうございました。