PROGRESS
システム概要
FileMakerとiPad&iPod touchで、これまでできなかった業務連携を実現させたシステムです。紙と口頭連絡をすべてiPad&iPod touchに置き換え、離れた場所に点在する各工程の担当者や管理者がリアルタイムに連携します。またiPad&iPod touchで撮影した画像にその場で手書きの注釈を加えることにより、現場ならではの細かいニュアンスの共有も可能です。
主な機能
- プロセス管理
- 写真撮影
- 下絵写真上に手描きでコメント挿入
- 電子承認
- メール通知ソリューションとの連携/li>
- 設備管理
- 集計帳票出力
- FaceTime、通知センター連携
プロジェクトストーリー
導入前
ユーザメイドのシステム
2009年、本プロジェクトのクライアントである金型プレス工場の工機部で、金型を管理するためのFileMakerソリューションの内製が開始。現場の声をすぐに反映し、随時機能アップデートを行ってきたこのソリューションは「金型パーツ製作依頼」「工程管理」「パーツ台帳にてショット数把握」「再成形管理」などの多様な機能を備えた、部門にとってなくてはならないものへと成長を遂げた。プロトタイプからスタートし、現場の業務と並走しながら開発してきたこのソリューションは、エンドユーザからの評価は高いものであったが、その一方でいくつかの課題も抱えていた。
- セキュリティ考慮不足
- ワークフローの見直しが必要
- 操作性の不統一
- 属人化
- 自力では対処しきれない問題がある
当初より、スプラッシュは開発担当者へのトレーニングの実施という形で技術支援を行う立場であったが、2011年、内製システムの課題を解決するために正式にスプラッシュに開発を委託いただくこととなった。
導入後
曖昧な表現がなくなりミスが減った
- よく使う言葉をマスタとして登録し、選択して入力する方法をとった
- 意思の伝達の食い違いなどが減った
- 指示の精度が向上した
- 画面がシンプルで見やすいため、入力時のストレスを軽減
- 自然に日常の作業として始めることができた
作業の実施結果を手間なく記録
- 作業後、指示書を修正
- 実績データとして蓄積できるように
- 過去の作業を検索することもできるため、指示の作成の際にも参考にしやすい
集計機能で報告書の作成がスムーズに
- いつでも集計実行できるから、日々の作業指示の修正などにも役だっている
- 経営層にも現場の状況が数字で伝わる
確かな数字 + 経験 = より現場に近い計画の立案
- 蓄積した作業の実績から実作業の工数を把握できるので、これまでより計画がしやすくなった
結果として、組織内の情報がスムーズに
- 現場:的確な指示のもと日々細やかに作業。簡単に報告できる
- 管理層:現場の報告を受けて、的確な作業指示がスムーズに出せ、集計もしやすい
- 経営層:集計結果を経営判断に活用